各部署紹介

Section

耳鼻咽喉・頭頚部外科、形成外科

部署説明と主な疾患

南棟7階1病棟は、耳鼻咽喉・頭頚部外科45床、形成外科6床の病床があります。
特に主たる診療科の耳鼻咽喉科は「耳・鼻・喉」という感覚機能と自己表現機能をもち、頭頚部領域は生命の安全を維持するため大きな役割を担っています。
治療は手術・放射線治療・化学療法と多岐にわたります。年齢も小児から老年と幅広く疾患の特性上高齢の方が多い傾向にあります。そのために日常生活をする上でご不自由な方もおられます。
機能回復に向けたリハビリや退院後の社会復帰に向けた指導も重要となります。また入院患者以外でも鼻出血、喉の異物(魚骨)、めまい、耳の痛み、突発性難聴と緊急処置で来院する場合も少なくありません。

主な疾患

中耳炎、難聴、めまい、鼻出血、顔面麻痺、副鼻腔炎、扁桃炎、咽頭異物、鼻腔がん、舌がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、外耳道がんなどの頭頸部がん

看護の特徴

耳鼻咽喉科領域は、「聞くこと」「話すこと」「食べること」「呼吸すること」に関連しており、病気や治療により話すことが難しかったり、声を出す機能を失ったりする患者さんもいます。声が出ないことで何かあったときに助けを呼べないという不安や、思いが伝わらないことによる苛立ちを抱えていて、その思いを汲み取りながら毎日看護を行っています。また「食べることは」は楽しみや生きがいに繋がるといわれており、喉や舌の手術を受けた患者さんには、言語聴覚士と連携し食事が食べられるように看護を行っています。「呼吸すること」は生命に直結するため、呼吸の変化に気付けるように観察を行い、気道の浄化に努め、呼吸の安定に必要な看護を行っています。

メッセージ

日々の業務は、パートナーシップ・ナーシングシステムに基づき2人1組で行動します。先輩看護師とともに看護ケアを行っていくので安心して看護を提供することができます。また、2人1組で患者さんと関わるため、ペアの看護師がどのように患者さんとコミュニケーションをとっているか、何を観察しているかなど学べます。
南棟7階1病棟は、周術期看護に加え、放射線治療や化学療法における看護ケア、喀痰吸引や経管栄養などの看護技術、退院支援、ターミナルケアなど、多くを学べる病棟です。幅広い看護が求められるため忙しく大変なこともありますが、患者さんからの感謝の言葉を頂いたときなどやりがいを感じることができるため、これからも頑張っていきたいと思います。

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