各部署紹介

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精神科神経科

部署説明と主な疾患

診療科は精神科神経科です。
脳の機能不全や心理社会的な要因によって生じるこころの病気を診療対象とし、医師・看護師・薬剤師・精神保健福祉士・作業療法士・臨床心理士等多職種が協働して、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者さんの治療にあたっています。

病床数は閉鎖病棟41床で運営しており、病棟内には保護室や準保護室を備え、急性期病棟として機能しています。近年は身体合併症を抱えた患者さんの入院が増えてきています。また、精神科リエゾンチームの一員として一般診療科に入院中の精神症状を呈した患者さんへの介入も積極的に行っています。

主な疾患

統合失調症、うつ病、双極性障害、強迫性障害、発達障害、非定型精神病、認知症、適応障害、精神遅滞、症状性精神障害、気質性精神障害

看護の特徴

急性混乱や昏迷状態で隔離や拘束を必要とすることも多く、セルフケアのレベルや身体面で手厚い看護が必要です。また、患者・看護師関係を重視しながら、ケアの実施に対して根気強く関わり、患者さんの自立を支援しています。また、外来・デイケアと連携した継続的な看護を提供しています。身体的・精神的・社会的側面からセルフケアの視点で評価し、睡眠障害の改善や生活リズムを整える援助や服薬指導、対人関係能力向上にむけた援助を行っています。
患者さんと共に考え心理面や認知面へ働きかけることで、患者さんが自身の抱えている問題に気づき自ら解決していくことを支援しています。多職種でのカンファレンスを積極的に行い情報共有を行っています。そして、入院患者さんのスムーズな社会復帰に向け、退院前訪問指導を行っています。

メッセージ

精神科では患者さんに合わせた個別性のある看護を提供できることが魅力のひとつです。患者さんとの関わりが難しく悩むことも多いですが、先輩看護師や医師・薬剤師・精神保健福祉士・作業療法士などと連携し、より良い医療を提供できるように取り組んでいます。また、術後管理や身体疾患を合併している患者さんの受入れも多く、精神症状と併せた看護ケアを学ぶことができます。優しい先輩方や頼りになる同期の看護師に囲まれて、毎日楽しく働いています。

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