専門・認定看護師
License慢性心不全看護認定看護師
慢性心不全看護認定看護師の役割と活動内容
実践
慢性心不全患者さんの多くは増悪と寛解を繰り返しながら、生涯心不全と付き合っていく必要があります。心不全の増悪を回避するためには薬物治療なども必要ですが、それと同時に自宅での生活改善が重要となります。慢性心不全看護認定看護師の役割は、患者さんのＱＯＬを保ちつつ、これからの人生をどう生きたいか、そのために必要な改善点は何かということを患者さんやご家族と考え、継続支援が行える看護師を育成することだと考えており、現在そのような看護師を育成しています。患者さんやご家族の話をしっかりと聞き、患者さんの個別性やニーズに合わせたセルフケア支援を、多職種を交えたチームで考え実践しています。
また、心臓移植後や植込型補助人工心臓装着中の患者さん・ご家族に対して、日常生活の教育、自宅の環境調整や、社会サービスの導入、治療が継続できるようにメンタルケアなども含めた介入を多職種とともに行っています。
指導
研修会・勉強会は、患者さんの退院後の生活を視野に入れた内容を取り入れ心不全看護を含む循環器看護の知識や質の向上を目指し開催しています。
また、植込型補助人工心臓装着患者への看護というテーマで、補助人工心臓装着患者さんと関わる部署に勉強会を行っています。
相談
慢性心不全患者さんへの対応や生活支援、ご家族との関わりを通じて困ったことなど様々な相談に対応します。